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中国の伝統的な葬儀

中国は死生観が違う

人がお亡くなりになり、故人となった方とお別れをするために葬儀を行うというのは、世界各国、どこでも同じです。
しかし国が変われば、葬儀のやり方も違います。
特に中国では死生観が日本とは違います。

中国ではお亡くなりになった方は、亡くなったのち、死後暮らす場所があり、そこで現世よりも良き暮らしができるようにと供養します。
日本では成仏できますように、安らかな眠りにつけますようにと葬儀を行いますが、その違いが葬儀に反映されています。

また中国は儒教の考えを持っているため、血族意識がとても強い民族です。
伝統ある葬儀を盛大に行い、立派な墓に入れることが子孫繁栄につながることと信じられているため、盛大に悲しみ、たくさんの参列者を望むのです。
現代は火葬することが義務付けられていますが、伝統ある葬儀を行わなくてはならないという意識がいまだ強く、火葬は全体の3割程度にとどまっているほどです。

葬儀の形

お亡くなりになる方、市が近づいている方は穢れを持っているという考えがあるため、亡くなろうとしている方、重篤な状態になっている方は永遠のサヨナラとなりそうなとき、寝台からおろし特別な衣服を着せます。
日本人からすると亡くなってもいないのに・・と思ってしまいますが、中国では寝台の上でなくなることが不名誉なのです。

故人となったら日本でいう斎場に移送します。
家に帰ることはなく、殯儀館(ひんぎかん)という斎場に移送し、葬儀日程を決める間もご遺体はここで過ごすのです。
葬儀の支度が整う前に尋問客が来た場合、ここで尋問を行い、ここでにぎやかしくもてなすということもあります。

祭壇は黒い額縁に入れた遺影を置き、両脇を黄色い菊で飾り、その手間にご遺体を入れる棺をおきます。
献花は白菊などを手向け、果物などの供物を置き、ろうそくや香炉も置かれます。
追悼の言葉となる「挽章」と書かれた白、青色の幕が遺影の後ろに飾られ、入り口付近には友人や親類から贈られた花輪が飾られます。

追悼会議式、遺体告別儀式

追悼会議式は哀歌の演奏や献花などを行い、棺に向かって礼をしてお祈りをささげるなど、あまり日本と変わらないイメージです。
ただ僧侶による読経などはありません。

遺体告別儀式は弔辞を来賓などが読まれ、家族は謝辞で返します。
それが終わると棺の周りをまわり、故人との別れをします。
式次第では遺族を慰める時間が組み込まれており、バンドの演奏があったり、コメディアンがきて楽しませるなど、遺族の悲しみを慰める時間もあります。

また泣き女という方が登場し、遺族を先導して泣き叫ぶという光景も見られます。
こうしてここでたくさんの涙を流すことで、悲しみを流すという意味があるのでしょう。

音楽が流れる中火葬場に移動し、遺骨となった故人は納骨堂に3年間安置され、その後、風水を重視した墓所に納められることになります。
日本の場合、葬儀は悲しみの中で行われ音楽なども静かなものですが、中国では土葬される場合など、出棺からにぎやかにパレードのようなイメージで墓地まで向かいます。

中国の葬儀のマナー

日本のように喪服でなくてはならないということはなく、葬儀を象徴する白と黒の服を着ることが多いです。
もしも、着ていく服が分からないようなら、知人などに確認しておくほうがいいでしょう。
アクセサリーは基本的につけません。

お花を用意する場合、白い菊が理想的です。
ただ、地域によってしきたりがあるので現地の花屋さんに確認してみるほうがいいでしょう。
お香典は金額を奇数にすることが重要です。

ただし、中国の方は9という数字を縁起のいい数字としていますので、9は使いません。
友人なら500元から1000元、知人、同僚の場合、300元ほど包みます。
香典袋はなく、白い封筒に入れます。
地域によって違いがかなりありますので、香典にしてもお花にしても必ず現地の方に確認をとるほうがいいでしょう。

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