キリスト教式葬儀のマナー
仏式葬儀のマナー
火葬・骨上げ
社葬の約束事とマナー
  1. >
  2. >
  3. お葬式のしきたりや風習~奈良県編~

お葬式のしきたりや風習~奈良県編~

奈良県のお葬式事情について

奈良県の葬儀の進行は、通夜、翌日に葬儀・告別式、出棺、火葬の順です。
基本的に「後火葬」の地域が主ですが、葬儀の前に火葬を行い、遺骨にて葬儀を行う「前火葬」の地域もあります。
また、納骨は四十九日に行うことが多いのですが、分骨をして百か日に納骨をする風習もあるようです。

関東圏では通夜の参列者に軽食や酒を出す「通夜振る舞い」という風習がありますが、奈良県では親族のみに握りずしやオードブルを振る舞うことが多いようで関東圏との違いが見えます。
また、会葬御礼として、茶や砂糖、クッキーなどの詰め合わせを用意する風習があり、昨今は親族に対しても「香典辞退」をする家庭が多くなりましたが、香典を受け取らない場合も「通夜供養」として、和菓子などのセットを渡しているようです。

地域による違いも見てみよう

「垣内」と呼ばれる組織が奈良県にはあり、10軒程度の家が一単位となって、通夜・葬儀などを手伝うようです。
参列者の接待や受け付けなども遺族に代わって行い、遺族の負担を軽減しますので、遺族にとっては助かるものでしょう。
全国的にも「隣組」や「講」と呼ばれている組織がありますが、奈良県では「垣内」という呼称が広く使われていますが、最近では葬儀社による葬儀が増え、このような風習も少なくなりました。

葬儀の際、白木の位牌を2本用意する風習は全国的に見られるように、奈良県でも、「内位牌」と「野位牌」という2つの位牌を用意することがあり、白木の位牌を「内位牌」といいます。
「野位牌」は昔、土葬が行われていた時代に、墓に置くための位牌だったといわれていますが、今ではその習慣だけが残っているのです。

奈良県でも、出棺の際に遺族が故人の茶碗を割る「茶碗割りの儀式」があり、各地にこのときにわらを燃やすということもあり、奈良県ではこれを「門火」と呼んでいます。
この儀式には、「あなたが日常的に使用していた茶碗はもう家には無いので、迷わず成仏して下さい」というように、故人がこの世への未練を残さずに、幸せにあの世へ行けるようにとの願いが込められているのです。
このほかの風習として、奈良市では菩提寺から、借りた屏風を故人の枕元に逆さに立てる「屏風」や、友引の日だけでなく卯の日にも葬儀をさける風習があるようです。

関西圏では、香典袋に黄色と白の水引を使う地域が多くありますが、奈良県では全国的に使われている黒白の水引を用意しますので、この点は関西圏と違います。
このように同じ関西でも、京都府や大阪府とは風習やしきたりが全く違うことがあるのはめずらしくないことなので、参列の前に地域の人や葬儀社、お寺に確認しておくと安心できるでしょう。
東京都などの関東圏では、通夜の参列者に軽食などを出す「通夜振る舞い」がありますが、奈良県では、親族のみに食事を振る舞う場合が多いようで「通夜振る舞い」というものはありません。

また、地域別でみると室蘭市では、葬儀委員長を町会長にして、町会ですべて実施してくれるということがあります。
香芝市では公民館を使用する場合だとシキビは禁止ということがあり、明日日村では黄色と白の饅頭を用意するという風習があるのです。

コメントは受け付けていません。