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ロシア

ロシアの伝統的な葬儀

ロシアは多民族国家

ロシアは非常に多くの民族が共存している地域で、8割は東スラブ系民族ロシア人ですが、そのほかには、オセット人、パシキール人、マリ人、カルムイク人など、沢山の民族がそこに暮らしています。
公用語がロシア語でロシア全土で通じるとされていますが、このほか、アバザ語やチェチェン語など、民族によって地域で言葉が違うということもあります。
農耕民族としての歴史があり、料理はその風土を活かした素朴な料理が多く、また保存食などもよく作られます。

厳寒の地となる国で暮らすため、国民はその国で生き抜くための食事をしてきました。
煮込み料理などが多いのも、体をしっかり温めると必要があるからでしょう。
また食べ物が雪に閉ざされた中、取れないということもあり、保存食が発展したと考えられます。

ロシアの葬儀

ロシアの方々は、ほとんどがロシア正教会の信徒といわれていますが、多民族国家ということもあり、イスラム教やキリスト教、仏教など多様な宗教があります。
葬儀の多くはロシア正教会で行われるもので、その多くにほかの地域には見られない、通常の十字架とは違う十字架が見られます。
上部に短い棒があり、下部に斜めの棒がたされています、この八端十字架という十字架が、ロシア正教会の十字架です。

古い歴史を持っているロシアらしく、モスクワの修道院の一つ、ノヴォデヴィチ修道院は世界遺産として登録されているなど、建造物の中にも宗教色が濃いものが多く、またその多くが美しく歴史を感じさせます。
世界遺産として登録されていても、現在勿論教会として利用されています。

ロシアはロシア正教会での葬儀が多くなるため、一般的に土葬です。
そのため、火葬場がたった14都市、17か所しかないのです。
日本はこの狭い国土の中に、1500か所以上もの火葬場があるのに、ロシアにはたった17か所です。
これも火葬が少なく、ロシア正教会の信徒らしく、永遠の復活の声明を与えられると考えられているからでしょう。

亡くなられてから一定の時間が過ぎて、そこで通夜の祈り、祈祷などを行います。
現代では、そのほかの葬儀も行われていますが、多くは日本と違い、復活の生命が与えられるまで、一時的に眠るという考え方による葬儀なので、各国で火葬が多くなっている中で、ロシアは土葬という形式を今も残しているのです。

参列者は御焼香などを行わず、お花を捧げ物として個人へ捧げる献花の習慣は日本と同じようにあります。
一つの国の中に沢山の民族が暮らしているということもあり、葬儀は各地域、宗教によって違いがあります。
そのため、もしもロシアの葬儀に出席されることがあるなら、葬儀の形式などをしっかり確認し、マナーや服装なども葬儀ごとに確認しておく方が安心でしょう。

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