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タイの伝統的な葬儀

タイではどのような葬儀が行われている?

日本では人がお亡くなりになると、一般的に、通夜、告別式、火葬を行い、初七日、四十九日と儀式的なものが続きますが、世界でも人を弔うという神聖な儀式が各国で伝統的に行われています。

タイは私たちの民主主義国家とは違い、東南アジアにある立憲君主制国家です。
つまり君主の権力を憲法によって制限している政治形態を持っている国家です。
ここ数年、タイは旅行先としても人気があり、特に首都バンコクは多くの観光客が訪れる美しい国です。
カンボジア、マレーシア、ラオス、ミャンマーという国に接し国境があるという日本とは全く違うお国柄を持っているタイでは、どのような葬儀が一般的なのでしょうか。

タイの宗教、葬儀

タイは仏教徒が多く、稀にイスラム教やキリスト、ヒンドゥー教もありますが、一般的には仏教徒です。
上座部仏教がほとんどなので男性は一生に一度出家します。
バンコクやチェンマイなどではムスリム(イスラム教徒)も見ることができますが、葬儀は一般的に仏教徒の葬儀が多いです。

仏教式の葬儀というと、日本とそれほど変わりがないと思われますが、タイと日本では葬儀の様式が違い、タイの場合葬儀は最上と火葬場が備えられているお寺で行います。
日本の場合、葬儀場と火葬場は別ですが、タイでは同じお寺の中に存在しているのです。
墓地の習慣もないため、墓地がほしいという場合には、寺院内の通路や壁に作られた納骨堂を利用して遺骨や遺品を安置します。

そこに亡くなった方のお写真や名前をはって蓋をして、モルタルで塗り固めるというのが一般的な墓地となります。
日本の場合、ほぼ永久的にお寺にお骨を安置してくれますが、数年後、寺院から自宅にもってかえる、また散骨するというご家族が多いという特徴もあります。

お国が変わると同じ仏教徒でも、全く葬儀の形が変わります。
通常日本では通夜も告別式も1日ですが、タイは通夜が数日間、奇数日、つまり3日、5日、7日などで行われます。
主催者は毎日変わりその通夜の費用を主催者が持つことになります。

通夜が終了すると火葬され告別式が行われますが、遺骨や灰に関しては墓地という習慣がないため、寺院の壁などに納骨堂を設けて入れるか、もしくは散骨、自宅に安置など様々です。
故人をしのび爆竹や花火を上げるため、日本とは全く違うイメージの葬儀です。
葬儀では遺族にお悔やみをいい香典を私、祭壇に3回合掌、拝んでから棺のそばにいる遺族のほうに向かい、ご遺族から線香をもらいもう1度合掌し棺を拝み線香を遺族に「返して」席に着きます。

僧侶がお経をあげるのですが、間をあけながら3回あげられます。
軽食ととって4回目のお経があり、僧侶が帰ってから線香を遺族からもらい棺の中の故人にお別れを告げて合掌、遺族に線香を返却し祭壇を3回合掌しおがみ、解散という流れになります。
日本よりもかなり複雑です。

タイの葬儀のマナー

タイの葬儀に出席する際の服装は、男性が黒服、黒いネクタイ、女性も黒服です。
ただ日本のようにこれでなければならないということはなく、色が付いた洋服を着ていく場合、腕章や黒いリボンをつけていけばいいとされています。
日本のように葬儀に喪服でなくてはならないということはなく、ポロシャツでもワイシャツでも黒っぽいもので襟付きであれば問題がないとされています。

香典に関しては個人と縁が深い人は額が大きくなります。
一般的には200バーツ、日本円で650円ほどです。
身分が高い人などは500バーツ、日本円で1600円くらいです。
香典は白い封筒にお悔やみをタイ語、もしくは英語で書き名前を書いて渡します。

日本とは違い香典返しの習慣はなく、花輪はプアンリーと呼ばれるもので葬儀の寺院近くにある花屋さんで注文すれば作ってくれます。

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