葬儀に、どんな花を利用してほしいですか?
自分の葬儀というと想像がつきませんが、50を超える位の年齢になると、次第に老後とか、自分がこの先死んだから・・・というようなことを、身近ではなくても漠然と考えるようになります。
もしも自分が死んだらということを想像してエンディングノートや終活ということを行うというのが、現代流行というかしておくべきこととされていますが、この中に、自分の葬儀についてどのように行ってもらいたいかということも、多くの方がかかれていますし、希望されています。
葬儀には必ずお花が利用されますが、みなさんは自分の葬儀の際、どのようなお花を祭壇に飾ってほしいと考えるでしょうか。
一般的なものとしたら菊などがありますが、例えばヒマワリなど、とても葬儀に似つかわしくないと思うようなお花も利用されることがあります。
ひまわりのような笑顔の人だったから、これから先、きっと魂となってもひまわりの様に明るく、家族を導いてくれるだろうから・・こうした気持から葬儀には似つかわしくないと思われるお花を使ったのです。
自分の葬儀にはどのようなお花がいいのか、いろいろ考えてみると、リンドウという花も葬儀にいいのではないか?と思う方がいるようです。
葬儀に利用されるリンドウの花
葬儀に利用されることも多いリンドウの花は、非常に美しく可憐で、華々しくも飾ることが出来ますし、静かな雰囲気の中、厳かに飾る事が出来るようになっています。
お庭に美しいお花を作っているというご家庭も多いのですが、この中にリンドウがあるという方も多いでしょう。
例えばこのお庭に育ててきたリンドウを葬儀に利用したいというご家庭も多いと思います。
家族の目を楽しませるためにお花をいつもきれいに咲かせてくれたお父さん、お母さんの葬儀の際、いつもきれいにしてくれていたお庭のお花を葬儀に利用することが出来れば、きっと喜んでいただけると思います。
特に青紫のリンドウの花は強い意思を持っているようで凛としていて、本当に美しく、葬儀の際にも悲しみを表すためにも適切なお花ですし、青紫という色がその悲しみの想いを深く表してくれると思います。
リンドウという花の意味
リンドウというのは野山に自生しているお花で、秋、お天気のいい日に釣鐘型の花を上向きに咲かせるお花です。
青紫に輝くリンドウの花は悲しみの気持ちを表すのにピッタリですし、このリンドウの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」という意味があります。
その他にも正義、誠実という意味があり、葬儀には本当にピッタリの花だと思います。
リンドウは野山に自生し、リンドウ同士で群生を作らない特性を持っています。
一人、この世を旅立つ故人が凛としたイメージをもってこの世とお別れする・・・というイメージを持つこともできます。
紫という色は袱紗などでもそうですが、格式高い色として、結婚式でも葬儀でも金封を包んでいく事の出来るものです。
そのため、格式高く送り出したいという気持ちを持っているご家族にとって、リンドウという花を利用することで、故人が歩んできた人生を厳かに見送る事が出来るのではないかと思います。