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お葬式のしきたりや風習~愛知県編~

愛知県でのお葬式事情

愛知県での火葬の順番としては、中心部で「前火葬」と「後火葬」が混在し、山間部や海沿いの地域では、「前火葬」が多く、南知多町では、骨葬で通夜・告別式を行うことが多いというように、地域によっての違いがあります。
愛知県は、全国的に見てもたくさんの風習が残る地域なので、興味深いものです。
南知多地域では、自宅に遺体を安置しても線香、灯明はあげず、僧侶が枕経をあげるまでは生きているように扱う風習があり、僧侶が帰ってから遺族は始めてお線香をあげます。
また、自宅から出棺の際、「もう帰ってはこない」という意味を込めてわらを燃やすことも習慣としてあるようです。

西三河地域では、大小2つの白木の位牌(いはい)を準備し、大きい方を遺体の胸元に入れて一緒に火葬し、法要は小さい位牌で行い、これは忌み明けまで使われることになります。
県内中心部では前火葬と後火葬が混在しますが、山間部や海沿いの地域では前火葬が多く、南知多町では自宅から出棺し、骨葬で通夜・告別式を行います。
さまざまなしきたりや風習が多い愛知県ですが、都市部を中心にここ20年ほどの間で簡略化される傾向も見えてきました。
特別な準備が必要な場合は、近親者や葬儀社とよく話し合いながら進めていくことをおすすめします。

地域によるあれこれ

愛知県の尾張地方では、精進落しの会食で、「出立ちの膳」という簡素な精進料理を親族で食べます。
この料理に「涙汁(なみだじる)」というとても辛い胡椒汁や唐辛子汁が出されることがあるのはこの地域独特です。
辛い汁を出すということについては「大変な辛さから涙を流す」「辛さによってお葬式の疲れをとる」という、2つの意味があると言われています。

南知多町地域では、自宅から出棺する際、故人がもう帰れないという意味でわらを燃やすことがあります。
また、柩の下にござを敷き、出棺の際ござを竹と木の棒でたたくという風習もあり、そのわらを外に敷き、霊柩車はその上を通りって火葬場へ行くのです。
このほかにも柩にお菓子を入れるというめずらしい風習もあります。
この風習は冥土の途中で邪魔をする餓鬼にお菓子をあげて道をゆずってもらうという意味があるのです。

愛知県では、通夜の前に火葬をして、その後通夜、葬儀を行う「前火葬」と、通夜、葬儀が終わった後に火葬を行う「後火葬」の地域が混在しているのですが、故人のお顔を見るため参列してもお目にかかれない場合があるので、事前に確認した方が良いです。
また、知多半島の半田市から南では、通夜・葬儀の席に着くのは遺族・親族のみの場合が多いようなので、こちらも確認が必要でしょう。

碧南市や高浜市では、通夜・葬儀ともに焼香鉢に100円玉をお供えするというめずらしい風習があります。
また、知多半島の半田市以南では、通夜・葬儀の席に着くのは遺族・親族のみになっています。
一般の参列者は開式の少し前から集まり、読経中に焼香を行ってすぐに帰るようです。

全国のほかの地域でも見られますが、愛知県の一部地域でも、男性が頭に白い三角の布か、白い紙を頭に巻いて出棺に立ち会うという風習があります。
この風習は「おさびし見舞い」とも言われているようです。

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