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お葬式のしきたりや風習~兵庫県編~

兵庫県の現在のお葬式事情

兵庫県の葬儀の進行は、通夜、翌日に葬儀・告別式、出棺、火葬の順で進み、基本的に「後火葬」の地域になっています。
けれども、葬儀の前に火葬を行い、遺骨にて葬儀を行う「前火葬」の地域も一部存在するので、地域差があるようです。

かつては、葬儀の際に故人に供える供花に香りの高い「樒(しきみ)」が多く使われていましたが、現在は菊などの生花を用いるようになりました。
香典返しは、葬儀の際にお返しをする即返しでは無く、四十九日の法要後に香典返しとして半返しをするようになっています。
ちなみに、神戸市の火葬場はすべて市営なので他県に比べても値段が安い(12,000円程度)のは助かるところでしょう。
火葬場の少ない地域の場合、友引後などは数日待たされることもありますが、兵庫県は大抵、当日に火葬してもらえます。

地域によるあれこれも見てみよう

香典袋は日本全国では黒白が通常ですが、兵庫県を含む関西ですと黄色と白の水引を使う地域があります。
神戸市の周辺では、火葬場でのお別れに抹香で焼香するのではなくお水で焼香する「水焼香」という独特の習慣があります。

これは「水焼香」と呼ばれる儀式で、樒の葉に水をつけ、柩に3回振り掛けるので、火葬場では焼香器でなく、樒とお水が用意されているのはこの地域ならではです。
樒は香木で水に浸すことで、水を香水に変える事になりますので、そのしずくを柩にふりかけると香りを供える事になりますから、焼香と同じ行為になるとされています。

葬儀を手伝う組織は、全国的に見られますが、兵庫県にも、助け合い組織である「隣保班」と呼ばれる組織が地域によってあります。
自治会などの地域の人たちが隣保班として遺族をサポートするのですが、そのサポートは通夜の料理の差し入れ、連絡、受付、会計を手伝う等、多岐に渡りますから、遺族にとっては助かるものでしょう。
また、岡山県寄りの西部地域では、「株」と呼ばれているお手伝いの組織として機能しているようです。

そして、長田区、中央区等の神戸市の一部の地域では焼香の折に、鉢の横の盆に小銭(500円前後)をおく風習があります。
因みに、このお金はお寺がもって帰るということです。

また、髪納め(納髪)という儀式もあります。
そのやり方は枕経の際に頭の上、左、右と3ヶ所から髪をはさみで切り、それを半紙に包んで出棺後に待ち時間等を利用して寺へ出向き、その髪の入った半紙を寺(菩提寺)に納めるというものです。

それから、関東圏にはない習慣ですが、芦屋市で焼香順に気を付けるという儀式があります。
留め焼香は、焼香の流れの最後に親戚や血縁の濃い人を順序づけることです。
これは血縁の濃い年配者であっても最後に順番をもってくることで、会葬者の「焼香の順番に不備があったとしても容赦いただく」という意味やその家族の不幸を連続させないという意味もあります。
芦屋市以外の西日本の地域にも、この習慣があるようなので西日本独特のものかもしれません。

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